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2012年5月21日 (月)

笑顔がみたいから・・・・・・

アイちゃんが我が家に来て、4月30日で7年が過ぎました。
最初は遠慮がちだったのに、7年も過ぎるとどっしりとした存在感を示しています。

厳しく”しつけ”ようなんて思っていた飼い主も
「まぁ、いいか」なぁんて甘、甘の飼い主になっています。

Img_2223_2お散歩に行ってこんな笑顔が見られると、うれしくなってしまいますよね。
年をとったせいかランで走り回るよりも、トコトコお散歩のほうが好きなようです。



小型犬の寿命は平均で12~13年らしいけれど、まだまだこの平和で静かな生活が
いつまでもいつまでも続く・・・・と思っていました。

それが一変したのは3月31日でした。
右目の手術が終わって術後の説明を受けたときに
「右目は無事に終わりました。
1週間後にまた来てください。
それより心配なことがあります」と。。。。。。

軟口蓋(人間ののどちんこあたり)にポリープがあると、
一眼レフカメラの小さなモニターを見せられた。

覗き込んでみると

Img_7112_2なにがなんだかわからないけれど、アイちゃんの口の中。


全然気づかなかった。。。と言うと
全身麻酔をして、大きく口を開けなければわからないだろうと。

ポリープなら一部を取って病理検査にだしてくれたのかと、聞くと
かかりつけ医にはこの写真をメールで送っておくから
「それはかかりつけ医でやってください」と
”お気の毒に・・・”って感じがただよっていました。


ポリープ=悪性腫瘍????
悪性腫瘍=癌?????

自分で見てみようと、アイちゃんの口を大きく開けようと試みるも
嫌がって逃げていく。

かかりつけ医に電話すると、まだ写真は送られてきておらず見ていないが、
一部細胞を取って検査機関に出すことは可能。
しかし、全身麻酔のことを考えると、一週間以上の間隔をあけたほうがいい
とのことで2週間後に検査をする予約をしました。

Img_7112_1上の写真と同じですが、赤丸の中が疑惑のポリープです。


その後、写真を見たかかりつけ医から電話がありました。
・悪性の可能性もある
・CTやMRIを撮らないとわからないけれど
  場所的に鼻のほうに広がっていたら外科手術が難しい
・検査のために一部取ると、それが刺激になり急激に
  大きくなることが多い
・検査のあと手術できないなら、すぐに放射線治療を始めたほうがいいので
大学病院に行ったほうがいい


えぇぇぇぇぇぇぇ、
それって悪性だからうちでは手に負えない。。。ってこと??
あまりの急展開に頭がついていかない。


どこか具合が悪いとかで、病院にかかり
”癌”かもしれない。。。。と言われるのならわかるけれど
具合が悪いのは右目だけで、あとはとっても元気なのに。。。。
青天の霹靂とはこのことだろう・・・・・・。




「犬の癌」  「犬の悪性腫瘍」  「犬の口腔内腫瘍」
「犬の腫瘍闘病記」   「犬の放射線治療」
と、思いつく、ありとあらゆる言葉で検索してみる。

泣いている時間はない!
犬の1年は人間の5年くらいなんだから・・・・・。
色んなことを調べなくては・・・・。







癌の治療方法としては
外科的手術、抗がん剤、放射線治療が柱となっている。


放射線治療は
放射線のエネルギーがDNAに直接または間接的に作用することで、照射部位の細胞を攻撃する。
ただし正常な組織もダメージを受けてしまうが、腫瘍細胞はダメージを受けると
なかなか回復しないが、正常な組織は回復が少し早いので
その回復力の差を利用して何回かに放射線治療をわけることで、
効率よく腫瘍を攻撃していくということが仕組みらしい。



放射線治療には高電圧(メガボルテージ)放射線と常電圧(オルソボルテージ)放射線がある。
人で治療として利用されているのは、高電圧(メガボルテージ)放射線のみ。
しかし、動物においては費用などの問題から常電圧を利用するところも
まだまだ多い。



高電圧のメリット
・深くまで放射線が届くため、頭骸内、鼻腔内、胸腔内、腹腔内など深部の腫瘍
 にしっかり届く。   
・放射線のエネルギーピークが体の表面でなく、当てた部位の2-3cm深い部分で
 ピークを向かえるため皮膚表面や体表直下の骨などに障害を与えづらい。

それに対し、常電圧だとエネルギーが少ないためほとんどが体の表面で吸収され、
手前に骨があると、そこにエネルギーが集中し副作用をだしてしまい、
患部に届かないことがある。


  
通常、人の放射線治療は週5日を数週間、毎日照射するというのが一般的。
できるだけ少ない放射線のエネルギーを分割してこまめに照射するというのが、
副作用を出しづらくし、効率的に腫瘍を攻撃するやり方。
回数を多くして副作用を出ずらくする反面、動物では
動かず、じ~~っとしていないので全身麻酔が必須になる。
麻酔の回数も気になるところ。


今、日本で高電圧(メガボルテージ)をしてくれる動物病院は
週5回       南動物病院(三重県)
週3回       北里大学(青森県)
           日本大学(神奈川県)
           日本動物高度医療センター(神奈川県川崎市)
週2回       九州動物医療先端研究所(鹿児島県)
週1回       日本獣医生命科学大学(東京都)
           麻布大学(神奈川県)
不明        大阪府立大学
           岐阜大学

全国で9箇所のみ(調べ足りず他にあるかもしれません)
高電圧は設置に2~3億かかり、採算がとてもとれないようですが
誰でもが気軽に受けられる。。。という数ではない。




それに費用。
その仔によって、病状が違い一概にいえないけれど、調べたなかで
週3回×4週で12回照射する、日本動物高度医療センターで
事前検査代も含めて100諭吉さんくらい。
ここが一番高い。

週1回×4週で4回照射する麻布大学で35諭吉さんくらい。

笑うしかない金額ですよね。
人間と違い健康保険がない動物で医療費が高いとわかっていたけれど
この金額は想像を絶する。


それに動物は我慢強く、症状がでたときには
かなり病状が進んでいることが多く、予後が悪い。
人間のように「早期がん」ってのはあまりないようだ。

「犬の癌闘病記」で検索すると沢山のブログがヒットする。
病気になった犬のがんばりと飼い主さんの気持ちが痛ましい。
癌と診断されてから、大多数の仔が一年未満で力尽きてしまっている。

”完治”して、その後長い間楽しく暮らせるなら
お金には変えられないと思う。
けれど一年くらいで力尽きてしまったら
巨額(我が家にとっては)のお金をかけられるのだろうか?

命・・・・・・・・
お金・・・・・・。
いくら考えても答えは見つからない(涙)




かかりつけ医は
検査するだけではなく、次にどんな治療をするのか
考えておいたほうがいいと言う。
検査だけで、もし悪性ならなにも治療しないとしたら
どのくらいの余命ですか?と聞いたところ
”悪性と決まったわけではないけれど”
「2~3ヶ月くらい」とあり得ない返答。。。。。。。。




それを聞いて答えは決まった。
後、2~3ヶ月でアイちゃんを取られてたまるか。。。と思った。
アイちゃんにとっては全身麻酔をされ、血液検査をされ
痛い思いだけかもしれない。
放射線の副作用もあるだろう。

だけど飼い主の勝手かもしれないけれど
いや、飼い主の勝手そのものだろうが
アイちゃんの笑顔をまだまだ見ていたい・・・・・・・・。





かかりつけ医に大学病院の予約をとってもらった。
5月10日・・・・・・・・・・・・。



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